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ミニマリスト ミニマリズムとは?
ミニマリズムとは、自分にとって最低限のモノで生活するという考え方で、その考えを持っている人をミニマリストと呼びます。
皆様が想像するミニマリストさんは、きっと、何もモノがない狭い部屋で生活をされている方だと思われますが、ミニマリスト全員がそうだとは限りません。
TVで紹介されるミニマリストさんは、ミニマリスト界隈では超がつくほど有名人であり且つ、究極のミニマリズムを持っている方なので、一般の方が見ると極端な生活に見えてしまうでしょう。
私もさすがにあそこまでの生活は出来ません。
反対に豪邸に住んでいて派手な印象のミニマリストさんも多くいます。
ではミニマリズムの基準は何なのでしょうか?
それは自分にとっての必要最低限であるということ。これが肝なのです。
ミニマリストが生まれた背景
ブランドのバッグや高級車、高級時計などを持っていることが、ひと昔前の大人のステータスでした。
しかし、ステータスとは言い方を変えれば「見栄」になります。
そんな見栄を張るためにお金や時間、健康までも犠牲にしてしまう方も多くいました。
そして、バブル崩壊後、ここ20年以上サラリーマンの給料は横ばい状態です。
加えて2019年10月に消費税が10%となり、さらに生活が苦しくなったご家庭も少なくありません。
このような日本で豊かに暮らしていくための手段の一つとして、モノを持たずに無駄を無くすことで、生活を豊かにできるミニマリズムという考え方が広まっていきました。
たとえ年収が平均より高くても、財布から出ていくお金が多ければ、手元に残らず、それを貧しいと感じる方もいます。
反対に年収が低くても浪費や出費が少なければ貯金だってできます。
モノを持たない、買わない、長く使うということを心掛けるだけで、誰でも今すぐ実践出来るのです。
お金が少なくても満足のいく生活であると思えるならば、それは「豊か」と言えるのではないでしょうか?
モノを減らすとは「物理的な物」だけじゃない
メディアで、ミニマリストさんが紹介される際に、まず部屋の中を映されることが多いのですが、
そこには家具がほとんどないスッカラカンなお部屋。
当の本人は座布団も敷かずに、正座をして本を読む姿が映っています。
ミニマリズムでいう「捨てる、無くす」という行為は目に見える「物」だけではなく「人間関係」「やりたくないこと」「時間がかかってしまうこと」など、自分にとっての無駄を捨てるということでもあります。
しかし、物を捨てるというのはミニマリズムにとってはただの通過点にしかなりません。
物を捨ててスッキリするだけでは非常にもったいないのです。
そして、物を捨てることで得られる「モノ」を見つけることが大切なのです。
モノを捨てた後に得られるモノ
お金の余裕
モノを減らして最低限の物しか買わないようになると、浪費や出費が減ります。
浪費とは、自分に必要のない、またはその場限りの欲求を満たすだけの出費と捉えてください。
たとえば、ちょっと喉が乾いた時にジュースを買う、小腹が空いておやつを買い食いするというのも、水筒を持参していたり、食事までガマンすれば出費になりませんよね。
これは、私にとっては浪費になります。
1回100円程度のジュースやおやつ代だとしても、それを1つずつ減らして節約していけば、より自分にとって価値のあるモノが買えるようになるかもしれません。
はたまた、もっと貯金も出来るようになるかもしれません。
他にも、安いから買おう!と特に必要性を感じないものを買うことってよくあると思いますが、結局それを買っても、使わずに捨ててしまうこともあります。
これも無駄ですよね。
こういった無駄を極力減らしていくことがミニマリズムの本質なのです。
時間の余裕
部屋が要らない物で散らかっていて、探し物をする時間というのがそもそも時間の無駄ですよね。
整理整頓をして、物の場所を把握していれば、すぐ手に取れます。
他にも、服を少なく出来れば、服を選ぶ為の時間も減らせます。
物が少なければ、掃除もシンプルになります。
物を片づける、避けるという動作が最低限になるので、掃除機や拭き掃除も簡単にできるようになるでしょう。
これは私の経験ですが、スッキリした部屋にすると、反対に汚れやゴミが目立つようになってしまい、掃除をする回数が多くなりました。
しかし、その際に掃除をするといっても、掃除をする時間はほんの数十秒から数分です。
綺麗を保てるならば、良い傾向にあると思います。
健康
お金と時間を得られると、おやつを減らしてダイエット効果、空いた時間で運動など健康にも繋がってきます。
健康を得るためにお金がかからないことは素敵なことだと思いませんか?
ダイエットのために無理をして高価な運動器具や、ジムに通う必要もありません。
これも私の経験ですが、間食をほぼ無くすことができました。
もっと節約をするために食事回数も1日に1食にすることで、さらに健康になれたような気がします。
こちら、「1日1食」「小食」「ファスティング」については、後日、別の記事にて紹介させていただきます。
心の余裕
ここがゴールだと私は考えます。これら3つを得られたことで、精神的にも安定します。
「お金の余裕」「時間の余裕」「健康」これらがあれば自然と「心の余裕」も生まれると思いませんか?
心の余裕がゴールですが、それぞれのメリットがそれぞれのメリットとなる。
つまり、それぞれの余裕が組み合わさることで、さらに色々な余裕を生み出すということです。
これはとても素敵な循環になると私は思います。
最後に
いかがでしたでしょうか?私たちにとっての幸せとは一体何なのか。
もちろん高級なモノを買うだけの経済力がある人や、車が好きな方、時計が好きな方もいます。
反対に、お金より時間を優先にされている方、高級なモノじゃなくても満足できる方もいます。
趣味嗜好は人それぞれで、自分の価値観を押し付けるような無粋なことは決してしてはなりません。
ミニマリストでなくても、心の余裕を確保できているならばそれに越したことはありませんし、少し羨ましく思います。
少なからず私は、こうでもしないと豊かになれなかったのですから。
質素な暮らしでも幸せを感じられること
これは、お金がある訳ではないけれど、心が豊かであると言えるのではないでしょうか?
今回はミニマリズムの本質的な解釈について解説させていただきました。
その他にも、ミニマリズムの代名詞である「断捨離術」や「整頓術」など細かな内容のものは、また後に紹介したいと思います。
講釈を垂れてお話をしてしまったかもしれませんが、私自身ももっと心の余裕を生むために精進していきたいと考えています。
今回の記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
心に余裕を。生活にゆとりを。